中央区 M様邸

2回目の改修工事を経て
2019年に不動産の購入をお手伝いし、入居に合わせてLDKと洋室2室を中心とした部分改修をご依頼いただきました。 その後、実際に暮らすなかで水回りをより快適にしたいというご相談をいただき、2022年に洗面室と浴室を追加で改修。一度きりではなく、暮らしの変化や要望に合わせて段階的に住まいを整えてきた事例です。
限られた空間を有効に使う
都市型マンションでは、既存の躯体や配管、床下地などを見極めながら、限られた空間を有効に使うことが重要です。 2019年の改修では、既存の置き床とパーティクルボードは活用し、その上の合板とフローリングを更新しました。 すべてを撤去するのではなく、使用できる部分を残すことで、建物への負担を抑えながら住まいの質を高めています。 追加改修では、既存の配管位置や洗面室の寸法を確認し、収納、洗濯機、洗面台を無理なく納める計画としました。


暮らしに合わせて、住まいを育てることDESIGN CONCEPT

2019年の改修では、LDKと洋室2室の既存フローリングと合板を撤去し、下地を整えたうえでメープル材のフローリングに更新。既存の置き床を生かすことで、必要な範囲に絞った改修としました。 洗面室は、幅2,225mm、奥行き1,410mmの空間に、造作洗面台、鏡付き収納、吊戸棚、洗濯機を配置。アッシュコンクリート調の天板と白いタイル、内部を黒で仕上げた収納を組み合わせ、明るさと落ち着きを両立しています。鏡には間接照明を設け、日常の使いやすさにも配慮しました。 浴室には1418サイズのLIXIL「スパージュ」を採用。木目のアクセントパネル、黒い壁面、パールグレーの浴槽、ライトストーン調の床によって、住宅の中に静かにくつろげる場所をつくりました。
土地探し・読み
候補地の同行内見。建築士目線で「買ってよい土地」を判定。
資金計画・事業計画
金融機関との調整、ローン・保険から事業計画までサポート。
設計・デザイン
過ごし方のヒアリングから基本・実施設計まで。
設計監理
信頼できる施工者と直接契約。品質を建築士の目で監理。
インテリア・竣工後
家具・インテリアの選定から引き渡し後の相談まで、ずっと隣に。
住まいは、購入したときに完成するものではありません。実際に暮らしてみることで、使いやすいところや、もう少し改善したいところが見えてきます。 2019年の購入と部分改修から時間を経て、再び洗面室と浴室のご相談をいただけたことは、設計者として大変うれしいことでした。 最初からすべてを新しくするのではなく、必要な場所を、必要な時期に丁寧に整えていく。お客様との継続的な関係のなかで、住まいを一緒に育てていくことの大切さを感じたプロジェクトです。