WORK NO.13 — A FILM BY S/CAPE

京都府 ソウクリニック四条烏丸

LOCATION京都府下京区TYPE店舗内装SCOPE店舗1区画94.61㎡
  • #InteriorDesign
  • #InteriorStyling
SCENE 01 — 相談の経緯

富裕層向けの相談スペース(クリニック)

既存クリニックとの差別化を図り、富裕層のお客様を迎えるための商談スペースをつくる計画です。 一般的なクリニックの待合室やカウンセリングルームとは異なる、落ち着きと特別感のある環境が求められました。一方で、既存建築が持つ空間やアート壁面には独自の魅力があり、それらを壊して新しくするのではなく、受け継ぎながら新たな価値を加えることを目指しました。

SCENE 02 — 土地を読む

趣ある建物の外観と、特徴的な内壁を活かした空間設計

既存建物は、奥行きのある細長い平面と、1・2階をつなぐ階段、既存の建具や格子、アート壁面などによって、すでに固有の表情を持っていました。 1階のエントランスから階段を上がり、2階の商談空間へ至るまでの動線を、一つの体験として捉えています。既存の構成を生かしながら、外部から商談スペースへ進むにつれて、日常から静かに切り替わっていく空間を計画しました。

京都らしい相談スペース
アートラウンジのような商談空間
DESIGN CONCEPT
SCENE 03 — 設計の判断

1階は商談空間へ向かう導入部として、既存サッシを再利用しながらガラス面や壁面を更新。格子扉と間接照明を加えることで、プライバシーを確保しつつ、奥へと進みたくなるエントランスに整えました。 2階には、広さや家具構成の異なる2つの商談ブースを設けています。大型モニター、ソファ、リクライニングチェア、テーブルを配置し、提案内容や人数に合わせて使い分けられる構成としました。 壁や天井には吸音性への配慮を加え、乳半ガラスの建具や可動格子によって視線を調整。お客様同士の距離や会話のプライバシーを保ちながら、圧迫感のない空間としています。

Behind the Scenes製作の裏側 = ワンストップの工程
01

土地探し・読み

候補地の同行内見。建築士目線で「買ってよい土地」を判定。

02

資金計画・事業計画

金融機関との調整、ローン・保険から事業計画までサポート。

03

設計・デザイン

過ごし方のヒアリングから基本・実施設計まで。

04

設計監理

信頼できる施工者と直接契約。品質を建築士の目で監理。

05

インテリア・竣工後

家具・インテリアの選定から引き渡し後の相談まで、ずっと隣に。

Director's Note担当者ノート斉藤大輔

ハイエンドなお客様を迎える空間に必要なのは、高価な材料を並べることだけではありません。周囲を気にせず話せること、ゆったりと過ごせること、そして丁寧に迎えられていると感じられることが重要です。 今回は、既存の建築やアート壁面を計画の制約ではなく、空間の個性として捉えました。そこに照明、素材、家具、プライバシーへの配慮を重ねることで、既存クリニックとは異なる、落ち着いた商談の場をつくっています。 既存の価値を見つけ、それを次の用途へつなぐことも、改修設計の大切な役割だと考えています。

斉藤大輔
用途
店舗(クリニック)
規模
店舗1区画94.61㎡
所在地
京都府下京区
設計・監理
株式会社S・CAPE CONSULTING
竣工年
2024年3月
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