WORK NO.16 — A FILM BY S/CAPE

大田区 SunProビル

LOCATION東京都大田区TYPE一棟リノベーションSCOPE事務所ビル 297㎡
  • #InteriorDesign
  • #InteriorStyling
  • #BuildingInspection
  • #Leasing
SCENE 01 — 相談の経緯

旧耐震のビルは、もう現役でいられないのか?

既存の5階建てビルを、店舗・倉庫・テナントとして再び活用するための改修計画です。 建物の骨格や階段、設備スペースを生かしながら、老朽化した内装や設備を更新。それぞれの階が新たな用途を受け入れられる、使いやすく柔軟な建物へ整えることが求められました。

SCENE 02 — 土地を読む

「買ってよいビル」を見極める

一棟の再生は、買う前の見極めがほとんどを決めます。構造の状態、法規上の使い方の余地、周辺の賃料相場。(株)S・CAPE CONSULTINGは不動産コンサルティングと設計を分業しないため、取得判断の段階から改修後の姿を描いて収支を組み立てられます。 敷地境界に沿って片側の外壁が斜めに振れた、奥行きのある建物形状が特徴です。不整形な平面でありながら、階段や水回りなどの機能が片側にまとまっているため、各階にはまとまった広さの空間が確保されています。この既存建物の特徴を生かし、細かく区切りすぎず、用途の変化に対応できる余白を残しました。

カーラッピング業務可能な1階作業スペース
既存の骨格を生かし、余白を整えること
DESIGN CONCEPT
SCENE 03 — 設計の判断

各階完結のゾーニング

1階作業場、2階倉庫、3階事務所、4階貸スタジオ、5階屋上と各フロアごとに区切れる仕様のため、各階完結できるゾーニングを計画しました。 各階の水回りを更新するとともに、荷物の上下移動を支えるダムウェーターを交換。空調、換気、給排水、電気、防災設備も見直し、建物全体の使いやすさと安全性を整えました。 設備や共用機能を片側に集約し、テナント部分をできるだけ広く残すことで、将来の用途変更にも対応しやすい構成としています。

Behind the Scenes製作の裏側 = ワンストップの工程
01

土地探し・読み

候補地の同行内見。建築士目線で「買ってよい土地」を判定。

02

資金計画・事業計画

金融機関との調整、ローン・保険から事業計画までサポート。

03

設計・デザイン

過ごし方のヒアリングから基本・実施設計まで。

04

設計監理

信頼できる施工者と直接契約。品質を建築士の目で監理。

05

インテリア・竣工後

家具・インテリアの選定から引き渡し後の相談まで、ずっと隣に。

Director's Note担当者ノート斉藤大輔

改修設計では、何を新しくつくるかと同じくらい、何を残し、どこまで手を加えるかという判断が重要です。 この建物では、不整形な平面や既存の骨格を無理に消すのではなく、その特徴として受け入れました。一方で、設備や水回りなど、建物を長く使い続けるために必要な部分は丁寧に更新しています。 使い方を限定しすぎない余白を残すことで、これから建物を使う人が、自分たちの場所として育てていける改修を目指しました。

斉藤大輔
用途
事務所
規模
鉄骨造地上5階建(297㎡)
所在地
東京都大田区
設計・監理
株式会社S・CAPE CONSULTING
竣工年
2025年12月
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